ケアマネジャー転職の志望動機例文!内定されやすい書き方とは?

ケアマネジャー転職の志望動機例文!内定されやすい書き方とは?

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大枝 洋子のアバター大枝 洋子 ケアマネジャー

ケアマネ歴12年、介護福祉士歴8年。居宅ケアマネや施設ケアマネを含み、これまで4回の転職を経験。成功した転職もあれば、失敗した転職ありました。そんな転職経験を活かすため当ブログを立ち上げました。ケアマネジャーのお仕事や転職をサポートするセミナーに多数登壇。ケアマネジャー情報雑誌に掲載実績あり。保有資格は、介護支援専門員、社会福祉士、介護福祉士、介護事務、ケアクラーク、他。現在は千葉県内の主任ケアマネジャーとして千葉県内の地域包括支援センターで働いています。

ケアマネジャーの転職で履歴書に書く志望動機が思いつかなくて悩んでいる方も多いはず。とりわけ目立った経歴もないし、自慢できるスキルや資格もない…。

そんな方でも大丈夫。今回は「面接官に好印象を与える志望動機」「採用されやすい志望動機」の書き方を解説します!

ケアマネ歴6年、転職回数は4回。応募した求人ではほとんどで内定をもらっている私が使っていた志望動機も公開します。例文としてアレンジてもOK。まるまるコピペでお使い頂いてもOKです。

他にも、成功体験だけじゃなく、失敗体験も交えてケアマネ転職の面接対策もご紹介します!

おすすめのケアマネ転職サイトは?

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目次

志望動機を考える上で重要になる4つのポイント

志望動機を考える上で重要になる4つのポイント

採用確率をアップさせるため、志望動機を考える上で重要になるポイントは次の4つ。

仕事に対する姿勢を書く

当然の事ですが、嫌々仕事をする人は採用したくありません。中途半端な気持ちで仕事をする人は長続きしませんし、すぐ辞められては採用する意味がありません。

どうしてケアマネジャーという仕事を選んだのか?更に言えば、何故働くのか?ということまで知りたいのが採用側の本音です。

志望動機の記入欄は限られているので、長々とプライベートなことはさらけ出す必要はありませんが、ケアマネジャーという仕事に誇りを持っていることをしっかり伝えましょう。

この会社を選んだ理由を書く

採用担当は志望動機を見て、会社の経営理念や方針と照らし合わせて「我が社に適した人材か?必要な人材か?」を判断する基準にしています。

例えば、業務効率を改善するためにITを活用している事業所なのに、パソコンが使えないどころか未だに携帯はガラケーのケアマネは、正直、入社してもお荷物です。

そうした求人と求職者のミスマッチを防ぐためにも、まずは情報収集です。求人情報だけじゃなく、会社のホームページやSNSアカウントもチェックしましょう。経営理念や方針、魅力や特徴、職場の雰囲気なども把握しておきましょう。
一通り、会社を理解した上で、自分がこの会社を選んだ理由、この会社には自分が必要だと思った理由をまとめると良いでしょう。

入社後のキャリアプランを書く

今後チャレンジしたいこと、身につけたいスキルなど、入社後のキャリアプランを明確にするとで採用担当に好印象を持ってもらいやすいでしょう。

前向きな人材や仕事に対して探究心がある人材は、仕事に熱意があると感じてもらえます。例え未経験応募の方でも、ケアマネジャーとしての目標とやる気を伝えることでプラスになります。

この会社で働いている自分を具体的にイメージして、どういったキャリアプランをイメージしているのか、ちょっとオーバーでもいいので記してみましょう。

ただし、ここでも会社の経営理念や方針には注意が必要です。会社としては新人に改革を求めていないのに「〜をチャレンジしたい」「〜に力を入れたい」など、余計なことは書かない方が無難。当たり障りのない目標で好感を得られる工夫をしましょう。

転職理由でウソは書かないこと

志望動機でも採用担当者が気になるところが「なぜ転職を決めたのか?」ということ。人は必ずしも何かしらの理由があって転職を決めるわけですから、転職理由のない志望動機はチャーシューのないラーメンと同じ。どこか味気ないと感じとられます。

ですので、転職に至ったストーリーを自分なりに作り上げるといいでしょう。

ただし、ウソを書いてはいけません。ウソは簡単に見破られます。履歴書の志望動機では有能な人材だと感じたのに、実際に面接で話してみると文面と食い違う点がポロッと出たり…。

転職理由がウソだとバレると、大きなマイナス評価になります。ウソで自分の経歴を良く見せようとしないこと。事実に沿った内容で正直に書く。これがポイントです。

前職の給料が低かったから、休みが少なかったから、会社の経営が傾いていたからなどなど…。転職の決め手になる要素なんて、給料、休み、福利厚生、勤務地、職場の雰囲気くらいです。転職理由は、現実的な内容で正直に書くといいでしょう。

志望動機でスキルや能力をアピールする

志望動機でスキルや能力をアピールする

志望動機ではケアマネジャーの仕事内容に求められるスキルをアピールすることで、採用確率アップに繋がります。今回はケアマネジャーに求められる3つのスキルについて詳しく説明していきます。

コミュニケーション能力

ケアマネジャーに求められる基本的なスキルのなかで、まず大切になることがコミュニケーション能力です。とくに聞く力(傾聴力)が必要になります。

ケアマネジャー は仕事柄、様々人と関わることが多くなります。利用者様やそのご家族、行政機関、介護職員、医師、看護師、リハビリ職員など、人と話すことが主な業務。その中で、コミュニケーション能力は必要不可欠。

他のスキルが優れていてもコミュニケーション能力がイマイチでは、ケアマネジャーとしての仕事は成り立ちません。

志望動機では「コミュニケーションを通して利用者様との信頼関係が構築できた」「職場の同僚とのコミュニケーションも大切にしたい」など、コミュニケーションの重要性を表記すると良いでしょう。

アセスメント能力

アセスメント能力とは「人や物事を客観的に評価する力」です。ケアマネジャーの仕事では、これから利用者様はどのような暮らしを送っていきたいのか?それに向けてに必要なサービスは何か?など、利用者様のニーズを判断する力が必要になります。

ケアマネジャーのアセスメント業務は一般的に「アセスメントシート」を用いて実施されますが、ケアマネジャー自身が利用者様やご家族との会話で感じた事も踏まえて、アセスメントシートを作成します。

志望動機では「冷静な判断ができるケアマネジャーを目指している」であったり「機械的な判断ではなく自らの考えや提案も積極的に伝えたい」など、アセスメントに関連する内容を盛り込むと良いでしょう。

プレゼンスキル

ケアマネジャーは様々な会議に出席する機会が多い職業です。そこで求められる能力がプレゼンスキル。つまり「伝える力」です。

サービス担当者会議ではケアマネジャーが中心となって話し合われるため、他人任せとはいきません。また、利用者様やご家族に介護サービスを説明する際にも、サービス内容やメリットの紹介などでプレゼンスキルが役立つでしょう。

志望動機では、プレゼンスキルで大切になる「構成」「話し方」「質疑応答」の3つのポイントをしっかり押さえておきましょう。

履歴書にコピペで使える志望動機の例文

ケアマネジャーの転職で使える志望動機の例文を、経験者用と未経験者用それぞれ1つずつご紹介します。履歴書にそのままコピペで使えます。

居宅ケアマネジャー(未経験者)の志望動機例

私は約〇年間、有料老人ホームの介護職として働いておりました。多くの利用者様の接するなかで、もっと一人ひとりの介護に深く関わっていきたいと考えるようになり、ケアマネジャーという仕事を目指す決意をしました。そして念願だった介護支援専門員の資格を取得することができ、貴社が初めての応募となります。未経験ではありますが、介護現場で培った経験、そして持ち前のコミュニケーション能力を活かして、利用者様から信頼される立派なケアマネジャーを目指します。

居宅ケアマネジャー(経験者)の志望動機例

私はこれまで特別養護老人ホームのケアマネジャーとして勤務をしながら、入居者様の生活支援を行ってきました。日々の業務の中で、利用者様が施設に入所する前の段階、自宅での生活や地域との関係に興味を持つようになり、在宅の生活支援に関わりたいと思うようになったのが主な転職理由です。貴事業所の経営理念でもある「地域とのつながりを大切にしたケアマネジメント」に強く共感し、今回応募させて頂きました。居宅介護支援業務は初めてとなりますが、特別養護老人ホーム勤務で経験してきた重度要介護者のケアマネジメントは私の強みです。将来的には、利用者様やご家族の在宅介護を手助けする、そして終末期介護までサポートできるケアマネジャーを目指したいと考えております。

施設ケアマネジャー(未経験者)の志望動機例

前職は特別養護老人ホームの介護職員として◯年間勤務しておりました。日々の業務の中で、同じ施設で働くケアマネジャーに憧れを持つようになり、一念発起で介護支援専門員の資格を取得しました。貴法人がケアマネジャーの教育に力を入れているを知り、未経験の私にもチャンスがあると思い応募を致しました。入社後は、特別養護老人ホームの現場で身に付けた介護スキルを活かし、様々な形で貴法人に貢献したいと考えております。

施設ケアマネジャー(経験者)の志望動機例

私は◯年間に渡り、居宅介護支援事業所のケアマネジャーとして利用者様の在宅介護を支援してきました。そういったなかで、マネジメント業務以外にも利用者様の介護現場にも身近な存在として携わりたいと考えるようになり、施設ケアマネジャーへの転職を決意しました。貴施設の求人に応募した理由は「入居者様には最期まで自分らしい生活を送って頂く」という施設方針に共感したためです。居宅介護支援事業所のケアマネジャーとして培った経験を活かして、入居者様に寄り添うケアマネジャーを目指します。そして、ゆくゆくは施設長として、貴施設に貢献できる人材になりたいと考えております。

ケアマネジャーは人手が不足している

以上、ケアマネジャーの転職で役立つ志望動機のポイントをご紹介しました。ただし、志望動機を完璧にしたからといって採用面接が上手くいくとは限りません。

ここで一つ、ケアマネ転職の採用面接で役立つポイントをご紹介します。それはケアマネジャーの求人倍率について。

2021年5月に厚生労働省が発表した「一般職業紹介状況」によると、介護サービス職業の有効求人倍率は3.37倍、新規求人倍率5.46倍となっています。つまり、ケアマネジャーは圧倒的に人手が不足しているということです。

※有効求人倍率:現時点の求人数と求職者数の比率(求人数 ÷ 求職者数)
※新規求人倍率:当月の新規求人数と求職者数の比率(求人数 ÷ 求職者数)

有効求人倍率は高い数値にあり、どこの事業所や施設もケアマネジャーを採用したいのです。ただし、だからと言って「資格を持っていれば誰でも良い」というワケでもありません。

事業所や施設としても、どうせなら有能な人材を獲得したいでしょうし、腰掛けのつもりで働こうとしている人はお断り。

「自分はケアマネジャーという専門職だ」という高い意識を持って、会社に雇ってもらうのではなく、自分という人材価値をアピールしなければ採用は勝ち取れません。

自分を採用することで会社にはどのようなメリットがあるのか、採用面接では双方のメリットを提案するつもりで挑みましょう。

志望動機よりも大切な転職サイト選び

ケアマネジャー転職で大切なことのひとつが「好条件の求人が多く掲載されている転職サイトに登録する」ということ。

必死に志望動機を考えたり面接の練習をするのは何故ですか?絶対に採用されたい好条件求人が見つかったからではありませんか?

良い条件の求人あっての転職活動です。転職活動を成功させるためには、好条件の求人が多く掲載されている転職サイトに登録することをおすすめします。

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大枝 洋子のアバター 大枝 洋子 ケアマネジャー

ケアマネジャー歴12年。居宅ケアマネや施設ケアマネを含み、これまで4回の転職を経験。ケアマネジャーのお仕事や転職をサポートするセミナーに多数登壇。ケアマネジャー情報雑誌に掲載実績あり。現在は千葉県内の主任ケアマネジャーとして千葉県内の地域包括支援センターで働いています。

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